営み
- 作者: 藤代冥砂
- 出版社/メーカー: ロッキングオン
- 発売日: 2011/07/01
- メディア: 単行本
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いきることとしぬこと
そのふたつが常に 相反するのではなく
同居してあるということ
どこかの病院で新しい命が産声をあげる
そのちょうど同じ瞬間 暗く悲しい場所でだれかの命が失われる
そのふたつは交わらないようで 実はぴたりと合わさっている
そんなようなことをぐるぐると考えてしまう
なんて尊い、なんて儚い。
だからこそ写真に収める。命が消えても、写真はなくならない。
かろやかに
かろやかに、なんのしがらみにもしばられず、やさしくほほえんでそこにいたい。
難しいことだけど。
いつかもっと、おおきなひとになれるだろうか。
だれかをきちんとあいせるだろうか。
難しいことだけど、できないことはないと思いたい。願いたい。
いまはまだ未完成でもいいのかもしれない。
ある本との出会い
- 作者: カズオ・イシグロ,土屋政雄
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/08/22
- メディア: 文庫
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アレルギーなのか風邪なのか、よくわからない調子で、場末のスナックのママみたいな声になっています。特に朝はひどい。
春眠暁を覚えず、とはよく言ったものだと思う。1日の始まりを告げる眩しい光の中で、しかしいつまでもまどろんでいたくなるような心地の良さ。夢と現実の狭間で浮いてるみたいな、春の朝にはそんな魔の時間があって、なかなか布団をえいやっとできない。
今まで気になりつつも、なぜか手をだせずにいたカズオ・イシグロの作品を、ついに一冊読了。
初めて「海辺のカフカ」を読んだ大学1年のとき。それ以来の衝撃が、全身を駆け巡った。
とても奇妙な物語。SFと言っていい設定ではあるのだけど、そこに生きる人々には、本物の血が流れている。彼らは互いを思いやり、時には傷つけ合いながら、わずかしかない時間を生き抜いていく。そのさまが、ひとつひとつのエピソードが、悲しく残酷であるにも関わらずなぜかひどく胸を打つ。いつまでもその世界に浸っていたいような気にさえさせてくれる。
不思議な話です。だけどとても真っ当な物語です。
村上春樹がこの作品を絶賛していたことがきっかけで読んだのだが、確かに村上さんが好きそうかもと思った。なんとなく、流れている空気というかそんなようなものが似ている気がした。
カズオイシグロ作品、これから色々読んでみたい。
卒業
ケンカして初めて見えてくることもある。今日はそれを物凄く実感した日だった。
家族だろうがなんだろうが、言っていいことと悪いことの区別はきちんとつけておかないとなぁ
なんだかお金を使いたくなって、久しぶりに服を買った。何か満たされるわけじゃないけど、少しスカッとした。
一度こうと決めたら揺るがない精神を、妹は持っててなんで私は持ってないんだろう。
悲しくなるー
最近観た映画(DVD)。
・12人の優しい日本人
・レイチェルの結婚
・MILK
・ある子供
どれも良かった。「ある子供」は特に。
本は最近同時進行で色んなのに手をつけてて、そのどれも読み終えていない。
ベッドに入ってから携帯いじる癖を卒業したい。
そういえば卒業シーズンだ。
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モノの便利さとか機能性を追い求めた結果、かえって色んなことがややこしくなった、みたいなことがありすぎる気がするんですけど。
携帯にしろテレビにしろ。
ALWAYSの時代に生まれたかった。